みなさんこんにちは!Shihoです。
外資系企業に勤めていることもあり、チームメイトの外国籍社員と会話する中で、「この表現よく使うよなぁ」と思うフレーズがありましたのでご紹介したいと思います。
それが【I would say~】です。
wouldを省略して「I’d say~」と言うこともできます。
「〜と思う」の英語表現と言えば
皆さん、自分の意見を伝えるときの表現と言えば、何が思い浮かびますか?
おそらく、
I think~「私は〜だと思う」
だと思います。
この表現はもちろん間違いではないのですが、

「私はこう思うんだ!」
のような少し主張の強いニュアンスに聞こえてしまいます。
ネイティブや準ネイティブ(ヨーロッパの同僚など)の表現を見聞きしていても、そういえばあまり
I think~と言っている印象がありませんでした。
I would say~の使い方としては、I think~と同じでOKですが、ハッキリと断定するような言い方ではありません。
その意見は自分のものでありながらも、そんな自分のことを遠くから観察している感じ。「たぶん自分はこう言うんじゃないかな?」という、客観的に自分の意見を見ているようなニュアンスです。
日本人が好むような、控えめで物腰柔らかい、謙虚な印象の主張になります。
訳としては、「〜かな」「恐らく〜だと思うな」くらいだと思ってください。

たとえば以下のようなシーンでI would say~は大活躍しますよ。
Sam::Hey! She is our new boss. What do you think how old she is? (ねぇ、彼女がボクたちの新しい上司だって。何歳だと思う?)
あなた:Well, I’m not sure, butI would say late 30th.(ええと、わからないけど、30代後半くらいかなぁ)
女性の年齢についての意見!なんとも答えにくいものですよね。ちなみに実際の彼女の年齢は45歳だそうです。
でも、なぜ”would”なの?

待てよ。wouldはwillの過去形じゃないの?
って思うかもしれません。話しているのは「今の気持ち」であって、「過去の自分の気持ち」ではないはず。だからwillを使うべきなんじゃない?って思いますよね。
実はこのwouldは、単に過去形という意味ではないのです。私たち日本人にはなかなか理解が難しいですが、より丁寧なニュアンスを出すために過去形にしています。
たとえば、I would like to ~ は l want~「〜したい」と同じ意味を表しますよね。ここでの意味は現在時制ですが、I wouldであって、 I willではありませんよね。これと同じことです。
もう少し掘り下げてお話しましょう。
たとえば

Can you~?「〜できますか?」
よりも

Could you~?「〜していただけますか?」
の方が丁寧さが増すのと同じ考え方です。
しかしながら、実は【I will say~】という表現も存在する!

「えええ~なんだよ~」
と思った皆さん、ゴメンナサイ。
【I will say~】という言い方も、実際には存在します。
”will”には名詞で「意志」という意味があり、強い気持ちを表します。
では【I will say~】と言った場合には、どのような意味になるでしょうか。

「そのとおりだ」「まったく~だ」
という意味になります。
自信をもってはっきりと言える主張や気持ちに関しては、【I would say~】でなく【I will say~】を使っても大丈夫です。
ただし、お伝えした通り強めの主張になるので、くれぐれも使うシーンは注意してくださいね!
まとめ
以上、【I would say~】の使い方でした。
ネイティブスピーカーがよく使うくらいなので、生きた英語としてぜひ覚えておくと良いでしょう。
I think~ほど強くない主張や断定できない内容に関しては、代わりにI would say~と言えると良いですね。
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