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みなさんこんにちは!Shiho(@shi0ch)です。
突然ですが、みなさん。ご自宅にはどんな種類のお砂糖がありますか?
![マナブくん](https://slowholiday.net/wp-content/uploads/2021/11/勉強アイコン2.png)
上白糖・黒砂糖・三温糖・メープルシロップ・はちみつ・ラカント…
色々な回答が聞こえてきそうですね。
世の中にはたくさんの甘味料があります。
あなたのご自宅にも、おそらく1種類だけでなく数種類の砂糖や、それに代わる甘味料があることと思います。
でも、きちんと使い分けできていますか?
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今回はお砂糖別の栄養成分や、適したお料理などをご紹介します!
そもそも砂糖はどうやって作られるの?
![カレンちゃん](https://slowholiday.net/wp-content/uploads/2021/11/少女アイコン1.png)
そもそもお砂糖って、どうやって作られているんだろう?
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砂糖の原料となるものには、次の2種類があるよ!
砂糖の原料はサトウキビと甜菜
砂糖の原料は2種類あります。「サトウキビ」と「甜菜(てんさい)」です。
サトウキビは沖縄のサトウキビ畑で有名ですよね。その太い茎に糖分がぎっしり詰まっています。
甜菜糖(てんさいとう)はちょっと馴染みがないかもしれませんが、近年健康志向の方を中心に注目されている砂糖です。
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別名「サトウダイコン」や「ビート」とも呼ばれるそう
大根やカブのような見た目をしていますが、ヒユ科に分類され、ほうれん草などの仲間なんです。
北海道などで栽培されています。
500g~1kgにもなるその根っこ部分に糖分が含まれています。
砂糖ができるまでの製造工程
これらサトウキビや甜菜から、どのように砂糖が作られるのでしょうか?
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その製造工程を見てみましょう!
【サトウキビ】
- サトウキビを収穫
- 小さく切り刻み、汁を絞る
- 煮詰めて濃縮し、結晶をつくる
- 遠心分離器にかけて結晶と蜜分(糖液)に分ける
- 不純物を取り除く工程を何度も繰り返す
【甜菜】
- 甜菜を収穫
- 根の部分を洗浄し、スティック状にカットする
- 温水につけて糖分を抽出する
- ろ過して不純物を取り除く
- 煮詰めて濃縮し、結晶をつくる
- 遠心分離器にかけて結晶と蜜分(糖液)に分ける
結晶と糖液に分ける作業を何度も行う過程で、順に和三盆、きび糖、三温糖、上白糖、グラニュー糖のような種類の砂糖が作られます。
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もちろん、同様に甜菜からも上白糖やグラニュー糖ができるぞ
共通して言えるのは、これらの精製された砂糖は最後の方の段階になってようやくできあがるということですね。
代表的な砂糖の栄養素一覧
砂糖のできかたがわかったところで、私たちの身近に存在する砂糖の栄養素を見てみましょう。
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100グラムあたりのカロリーをはじめ、ミネラル分・鉄分などの栄養素を一覧にしてみました
原料 | カロリー(kcal) | ナトリウム(mg) | カリウム(mg) | カルシウム(mg) | マグネシウム(mg) | リン(mg) | 鉄(mg) | |
黒砂糖 | サトウキビ | 352 | 27 | 1100 | 240 | 31 | 31 | 4.7 |
メープルシュガー | サトウカエデ | 266 | 1 | 1.5 | 75 | 18 | 1 | 0.4 |
甜菜糖 | 甜菜 | 357 | 48 | 27 | – | 0 | 1 | 0.1 |
三温糖 | サトウキビが多いが甜菜からも作られる | 390 | 7 | 13 | 6 | 2 | – | 0.1 |
上白糖 | 391 | 1 | 2 | 1 | – | – | – | |
グラニュー糖 | 394 | – | – | – | 0 | 0 | – | |
はちみつ | 花などの蜜 | 329 | 2 | 0.1 | 4 | 2 | 5 | 0.2 |
【出典:文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より】
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
黒砂糖はミネラルが豊富とよく言われますが、なるほど、その栄養素は他の砂糖と比べても抜きん出ていますね。
甜菜糖には主にカリウムが、メープルシュガーにはカルシウムが豊富のようです。
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ただし甜菜糖と黒砂糖はナトリウムも多いので要注意だぞ!
一方で三温糖や上白糖にはほとんど栄養素が含まれていないようです。
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カロリーにも着目してみよう
メープルシロップはあんなに甘いのにカロリーは低め。
ちょっと驚きではありませんか?
メープルシロップの本場、カナダでは料理にもメープルシロップを使います。
コクがあるので味に深みが出るそうですよ。
料理に合わせて砂糖を使い分けるというアイデア
健康志向の方は黒砂糖や甜菜糖・はちみつといった、上白糖以外の砂糖を使っているかもしれませんね。
ご覧いただいた通り、黒砂糖にはミネラルが多く含まれていますし、はちみつはミネラル以外の栄養素が豊富です(詳しくは後述)。
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一方で、気になるのはそのお値段じゃないかなぁ…
栄養素がたくさん含まれているのは嬉しいけど、毎日使うものだからこそコストも重視したいところ。
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上白糖は安くてどんな料理にも合うから、使いやすそうだよね!
そこで、料理に合わせて砂糖を使い分けるという発想に変えてみてはいかがでしょうか?
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各砂糖ごとの特徴や、適した料理などをご紹介しますね
上白糖(白砂糖)
1kg150円程度と、比較的安価で購入することができます。
最大のメリットはその使いやすさ。色が白いため料理の色に影響しません。
また、クセがなく料理の味を邪魔しないのも使いやすいポイント。
料理以外にもお菓子作りに最も適した砂糖と言えます。
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(ケーキのホイップクリームが茶色だったらまずそうだわ…)
デメリットとしては、栄養成分が「ほぼ0」なこと。
「少しでも砂糖から栄養を補いたい」という方は、次項の黒砂糖やはちみつがおすすめです。
黒砂糖
私は家庭で使う砂糖のほとんどを黒砂糖にしています。
料理にもお菓子作りにももってこい。
コクを足してくれて照りなども出せるので、料理の味が一層引き立ちます。
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黒砂糖はナトリウム(塩分)を多く含むので、お料理に使う塩分は控えめに
また、黒蜜やあんこなど、和菓子作りにも重宝しますよ。
もちろん、色を気にしないその他のお菓子作りや、コーヒー・紅茶などに加えるのも◎です。
甜菜糖
あまり料理をしない・飲み物にも甘味を足さない方は、黒砂糖だとちょっと使いにくいかもしれませんね。
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そんな人には甜菜糖がおすすめ!
クセがなく優しい味わいなので、お料理にもお菓子にも、なんにでも使えますよ。色がさほどつかないのも使いやすいです。
また甜菜糖にはオリゴ糖が豊富。
オリゴ糖は善玉菌のエサになるので、腸内環境を良好に保つのに役立ちます。
さらに甜菜糖は砂糖の中では唯一「体を冷やさない砂糖」なので、女性や冷え性の方にもおすすめです。
メープルシロップ
メープルシロップの甘~い香り。とってもいい匂いですよね。
メープルシロップは糖類の中でもダントツ低カロリー。香りがとても甘いので、少量でも満足感があります。
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加えて、栄養素も豊富なんですよ
カルシウム量は黒砂糖に次いで多いので、育ち盛りのお子様にもピッタリ。
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メープルシロップ嫌いな子っていないんじゃない?
日本ではパンケーキなどお菓子に使うイメージがありますが、料理にももちろん使えます。
煮物はとっても柔らかく煮えるので、ぜひ使ってみてくださいね。
はちみつ
我が家で黒砂糖とともに常備しているのがはちみつ。
乳幼児に与えることはできませんが、基本的にこちらも料理/お菓子などなんにでも使えますよ。デメリットとしてはお値段が張ることですね。
はちみつは消化吸収が速いので、「今日は疲れたなー」という時に使ってみてください。
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夏場は、はちみつとレモンで「はちみつレモン」を作るのが私のお気に入り♡
はちみつにはビタミンやアミノ酸も多く含まれており、保湿効果もあるそう。はちみつパックとして肌に塗るなんていう使い方もできます。
はちみつ好きな私のおすすめは、こちらのNATURALORCHESTRAのプレミアムオーガニック ジャラハニー 。
オーストラリアやフランス、アメリカのオーガニック認証を受けており、安心。
安価なはちみつも巷には溢れていますが、安価なはちみつはただの砂糖水を蜂に吸わせているだけのものが多いようです。
体に取り入れるものは、やはり安心なものを選びたいですね。
まとめ~砂糖の特徴を知って賢く使い分けよう~
私自身はというと、精製された上白糖はなるべく使わないように生活を見直しました。
代わりに、黒砂糖とはちみつをメインで使っています。
少しでも健康に良さそうな砂糖を使いたいからです。
でもやっぱり、クリスマスに作るケーキのホイップクリームやスポンジ生地、ジャム、そしてプリンのカラメルなどは、やはり上白糖やグラニュー糖じゃないと困るんですよね…。難しいものです。
糖分は私たちの体にとって非常に大切な栄養素。
だからこそ、黒砂糖などの昔からのお砂糖をはじめ、メープルシロップやはちみつ、そして羅漢果など、実にたくさんの甘味料が溢れています。
砂糖にもそれぞれ特徴や強みがあるので、きちんと理解して使い分けると、毎日の料理や食事がより一層楽しくなりそうですね。
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