Hi everyone! I’m Shiho(@shi0ch).
イギリス人が愛してやまないもの…そうそれは!!
やはり紅茶でしょう!
イギリスがよく使う英語表現に、この「紅茶 (tea)」を使ったものがあります。
That’s not my cup of tea.
のような使い方をします。
え!?私の紅茶じゃないって…どゆこと!?
気になりますよね。
ということで今回は【not my cup of tea】の意味と使い方を例文つきで詳しく解説。
なんで”not” なのか?アメリカでは使うのか?などにも言及しています。
ぜひ今日から
That’s not my cup of tea.
と言ってみましょう!
not my cup of tea の意味「私の好みじゃない」
not my cup of tea の意味は、「私の好みじゃない」「興味関心がない」です。
イギリス人の紅茶へのこだわりは、半端ないです。
- ミルクなしでブラックティーで飲む人
- すこーしミルクを加える人
- 多めにミルクを入れて飲む人
- お湯が先ではなくミルクから入れる人
- 砂糖を入れる人・入れない人
- ビスケットとともに楽しむ人
- チョコレートとともに楽しむ人・・・
あー!全部挙げてたらキリがない!!
「紅茶の茶葉の好み」や「紅茶の飲み方・淹れ方の好み」が十人十色なので、not my cup of tea といえば、「私好みの紅茶(の味や淹れ方)じゃないわ」という意味になります。
転じて、「お気に入りじゃない」「興味関心がない」「得意じゃない」「嫌い」という意味になります。
not my cup of tea の使い方
not my cup of tea は、「That(あれ・それ)」、「It(それ)」、「They(それら)」などの代名詞を主語にして使われることが多いです。
つまり、
- That’s not my cup of tea.
- It’s not my cup of tea.
- They’re not my cup of tea.
のような使い方をします。
ただし、具体的な名詞(Hamburger や pasta、baseball や soccer など)を主語にして使うこともできます。
たとえば、
Hamburger is not my cup of tea.「ハンバーガーは好きじゃないんだよね。」
のような感じですね。
not my cup of tea を使った例文
では実際に、not my cup of tea が会話の中でどのように使われるのかみてみよう!
A: Hey! I heard there’s a new horror movie coming out this weekend! Let’s go!
「ねぇ!今週末、ホラームービーの新作が出るらしいよ!行こうよ!」
B : Hmm, that’s not my cup of tea. I prefer comedies.
「ええ~、ホラームービーは得意じゃないなぁ。僕はコメディのが好きだよ。」
A: I have two tickets for a classical music concert happening this Friday night. Would you like to come with me?
「金曜の夜に開催されるクラシックコンサートのチケットが2枚あるんだ。一緒に行かないかい?」
B: To be honest, classical music is not my cup of tea. I’d prefer rock music rather than classical music.
「実は、クラシックは好みじゃないのよね。むしろロックの方が好きなのよ。」
A: Hey, Why don’t we go to the art exhibition?
「ねぇ、この展示会に行かない?」
B: Well, art exhibitions are not really my cup of tea. I’m more into sports events.
「うーん、芸術鑑賞系はあんまり好きじゃないんだよな。スポーツイベントの方が興味あるよ。」
not my cup of tea の同義表現
not my cup of tea と同じ意味を表すほかの表現には、以下のようなものがあります。
- I’m not interested in it
- That’s (It’s) not my thing
- That’s (It’s) not to my taste
- That’s (It’s) not my favorite
- I’m not into it
- That’s (It’s) not my preference
どれも「興味がない」とか「好きじゃない」という表現だね
これらを使うよりは ”Well…that’s not my cup of tea.” と言った方がおしゃれで柔らかい感じがするよね!
not my cup of tea のニュアンスと注意点
not my cup of tea のニュアンスや注意点についてもう少し補足しましょう。
以下、2つの観点から説明します。
- not my cup of tea はアメリカでも使われるの?
- なんで ”not” my cup of tea なの?
それぞれ詳しく見ていきましょう!
not my cup of tea はアメリカでも使われる?
結論からいうと、not my cup of tea はアメリカでも使われています。
not my cup of tea は 口語表現なので、イギリスはもちろんアメリカでも伝わります。ただし使用頻度としては圧倒的にイギリスで使われることが多く、アメリカ人が ”not my cup of tea” と言っているのはあまり耳にしません。
そもそもアメリカは紅茶ではなくコーヒー文化 なので、”tea”という単語が入っているこの表現を使うこと自体、ちょっと違和感があるのかもしれないですね。
なんで ”not” my cup of tea なの?
さて、このフレーズを見たとき、
なぜ ”not”my cup of teaのように「否定文」なの?
と思った方もいるでしょう。
肯定文で使うことはできないのか?否定文でしか使わないのか?と疑問に感じたと思います。
この答えとしては、肯定文でも使われることはあるが、否定文で使われることが圧倒的に多いということ。
この my cup of tea がイギリスで使われるようになったのは1800年代と、ずいぶん昔のことだそうです。 当初は肯定文で使われていました。
次第にイギリスで紅茶の文化が発展し、イギリス人の一人ひとりが「自分のお気に入りの紅茶の茶葉」や「紅茶の淹れ方」を持つようになりました。
その中で「これは一般的にはおいしいと思うけれど、私の紅茶の好みじゃないわ。」のように、肯定するシーンより否定するシーンの方が増えていったんですね。
こうして1900年代前半頃からは
That’s ”NOT” my cup of tea.
のように否定文で使われることが増えていったようです。
ただし、肯定文で使っちゃいけないわけではないので安心してくださいね
まとめ:イギリス人っぽくおしゃれに not my cup of tea を使ってみよう!
さて今回は、 not my cup of tea の意味と使い方について解説してきました。
紅茶を愛するイギリスだからこそ、よく使われるイギリス英語です。
さらっと使えたらなんだかカッコイイですよね!
イギリスのような紅茶文化だからこそ生まれた not my cup of tea という表現。意味こそ伝わるものの、コーヒー文化のアメリカではあまりポピュラーではない点も、またおもしろいですね。
こういった表現は学校ではほぼ習うことがないので、ぜひ生きた英語を身に着けて、英語ライフを楽しみましょう!
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