みなさんこんにちは!Shihoです
英語で「上司」「部下」「同僚」って、それぞれなんと言うかご存知ですか?辞書で引くと出てくる単語が実際に使われているとは限らないんですよ。
今回は外資系企業に勤める私が、今日から早速仕事で使えるそれぞれの表現方法や、その使い分けなどをご紹介します。
部下を表す2つの英語
まずは部下を表す英語を2つ紹介します。部下を表す英語表現はいくつかありますが、使い方を誤ると相手に不快感を与えてしまうことも。シーンによって適切な表現を使えるよう、2つの表現の違いを確認しましょう。
部下を表す英語①:subordinate
辞書で「部下」を引くとまず目にするのがこの単語でしょう。“subordinate”は頭に”sub”「サブ」が付いていますね。
このsubという接頭辞は、subway(地下鉄)やsubculture(副次的な文化)などの単語からも伺えるように「〜の下・副〜」という意味を表します。
つまり、相手を下に見るニュアンスが多少含まれるため、適切な場面でのみ使うように心がけたいところ。とりわけ、部下に直接使うべき言葉ではないと言えますね。
私の勤める外資系企業でも、ほぼ耳にしない呼び方です。マネージャー同士が「君の部下達に〜…」のような会話をするときに出てきたりはしますが、基本的には次にご紹介する表現を使っていますね
部下を表す英語②:team member (またはteammate)
subordinateが相手にとってあまり良くない印象を与えてしまう単語だということがわかりました。では、直接相手を目の前にして呼ぶときはなんと言ったら良いのでしょうか?
答えは”team member (teammate)”。
「同じチームの一員」という言い方なので、言われた相手も嫌な気持ちになることはないね!
こちらを積極的に使用しましょう。
「上司」を表す3つの英語
では次に、部下の反対である「上司」を表す英語を見てみましょう。今回は3つの英語表現を紹介しますが、そもそも日本ほど上下関係が厳しくないため、実際は気軽にFirst nameで呼ぶことが多いです。
上司を表す英語①:boss
なんだか強そうな、そして少し悪そうな?イメージさえある”boss”という言葉。一般的な上司を「ボス」と呼ぶのはあまりイメージしにくいかもしれませんね。
しかし英語圏ではふつうに、bossは「上司」の意で使われています。
一つ注意していただきたいのは、bossはカジュアルな言い方だということ。取引先での会話や、商談の場のようなフォーマルな場面では好まれません。(この場合の上司を表す英語については後述しますね)
「bossは社内用語」と覚えておくと良いでしょう。私の同僚のアメリカ人も、私に対して上司の話をするときにbossを使っていました。(でもFirst nameを使うことの方が多かったですけどね)
上司を表す英語②:supervisor
では、客先との商談や打ち合わせなど、フォーマルな場ではなんと表現すれば良いのでしょうか?
その答えは“supervisor”。
supervisorは動詞の”supervise”「監督する」の名詞形。「監督する人」という意味です。
こちらはフォーマルな場にも適した表現です。
上司を表す英語③:manager
もう一つ、上司のフォーマルな言い方をご紹介しましょう。それが“manager”です。
こちらもsupervisorと同様に、bossよりもフォーマルな表現としてよく使われているぞ
前述のsupervisorはオフィスよりも店舗や現場などの場面で使われることが多いのですが、一方でmanagerはオフィスでよく使われる印象があります。私の会社でも、部下を率いるポジションに就いている人のことは基本的にmanagerと呼んでいます。
managerはmanage(管理する)に人を表すerが付いた単語です。つまり、部活のmanagerは「管理する人」という意味で使われています。元々の英語の意味を押さえれば混乱することはありませんね。
「同僚」を表す2つの英語
部下と上司がわかったところで、ついでに「同僚」を表す表現も一緒に覚えてしまいましょう。日本語でも同様ですが、単に「同僚の名前」を呼ぶことも多いです。
同僚を表す英語①:colleague
真っ先に浮かぶのがこちらではないでしょうか。“colleague”は、仕事のみならず、サークルとか部活とか、さまざまな場面で使える便利な言葉です。「(グループで)一緒に何かをしている人・仲間」といったニュアンスです。
つまり職場での同僚に使う際は、単にその会社で働いていなくても、たとえばグループ会社や協力会社など、目標や地位、レベル、スキル、利害関係などが同じである仲間たちに対してcolleagueを使うことができます。
同僚を表す英語②:co-worker
一方で“co-worker”という表現もあります。coは「共に」、 workerは「働く人」なので、「一緒に働く人」という意味になります。わかりやすいですね。
coworkerは同僚、中でも、同じ支店や同じ企業で働く仲間を指す時に使われることが多いぞ
同僚の属性によって使う場面が異なる、とはお伝えしたものの、このcolleagueとcoworkerの2つの使い分けは実際のところ人によるので、明確に分けることができません。
日本語でも、「同僚」とか「仕事仲間」なんて呼んだりしますもんね。それと同じ感じです。
まとめ
外資系企業で働くうえでかかせない、「部下・上司・同僚」の呼び方をご紹介しました。
辞書で引くと出てくる単語をそのまま使っていると、意味は通じるものの思わぬ誤解を生むことも?!特にsubordinateなど、自分に悪気はなくても相手の気を悪くしてしまうような表現は使わないように注意しましょう。
代わりに今回ご紹介した表現を積極的に取り入れてみてくださいね。
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