みなさんこんにちは!Shihoです
前回は社内、つまり「上司/同僚/部下の英語表現」についてご紹介しました。
するともう1つ、気になる相手が出てきませんか?
そう、「取引先」や「お客様」を表す英語です。
ついでなのでセットで覚えてしまいましょう。
まだ「上司/同僚/部下の英語表現」の記事を読んでいない方は、併せて覚えておくと便利ですよ。
ぜひご一読ください。
取引先/お客様は英語でなんと言う?
この「取引先」を指す英単語も複数存在します。
シチュエーションによって使い分けるべきなのです。
「取引先」の英語表現の中でもよく使われる表現を、6つ紹介していくぞ
- client
- customer
- supplier
- contacter
- vender
- agent
早速、それぞれの使い方を見ていきましょう!
1. client
“client”は、取引先の中でも「依頼人」という意味合いが強いです。
・こちらは相手から仕事を受注している
上記のような関係性のときですね。
この場合、その相手のことを「クライアント」と呼ぶことができるぞ
“client”は今回紹介する6つの「取引先」の表現の中でも、最もよく使われる表現です。
2. customer
“customer”は顧客、お客様といった意味合いです。
「消費者」や「購入者」など、サービスの利用者と考えるとわかりやすいでしょう。
たとえばあなたがスーパーなどのお店やネットショッピングで買い物をするとき、あなたはそのお店にとっての「お客様」となります。
この場合、君は”customer”だ!
また、購入した商品やサービスに対して問い合わせをする際に、customer support(カスタマーサポート)に連絡したことがある方もいるでしょう。
あなた(=customer)をサポートするための部門です。
またビジネス用語で ”B to B” や、”B to C” などと言うことがあります。
この ”B to C” の ”C” は、”customer” の ”C” です。
ちなみに B to B は Business to Business の意です。
前述の B to C が「企業 対 個人」のビジネスモデルを指すのに対し、B to B は 「企業 対 企業」のビジネス関係のことですね。
3. supplier
3つ目は”supplier”です。
”supply”は「供給する」という意味です。
日本語でも原材料の生産から調達製造過程、販売までのことを「サプライチェーン(供給連鎖)」と言いますよね。
“supplier”は、”supply”「供給する」に人を表す”er”が付いた形だぞ
たとえば Play に er が付いて Player、
Teach に er が付いて Teacher になるなど、
”er” がついて名詞化する動詞は結構多いです。
この法則を覚えておくと便利だぞ!
つまり“supplier”は「供給する人」ということなので、卸売業者や納入業者、会社によっては製造元や部品などのメーカーを指す言葉としても使われます。
4. contracter
”contracter”は”contract(契約する、請け負う)”に、前項で説明した「〜する人」を表す”er”が付いた形です。
つまり、「請け負う人」という意味になるので、請負業者のことです。
ゼネコン(general contractors)という言葉は日本語でもお馴染みのカタカナ英語だね
なお、請負業者のさらに下請けのことを subcontractors と言いますよ。
5. vender
“vender”は製品やサービスを販売する事業者のことです。
私が以前勤めていたIT企業では、「ベンダー」というカタカナ英語で当たり前のように使われていました
”supplier”と似ているので混同されがちですが、この辺りを正しく使い分けられるようになるとカッコイイですね!
“supplier”は原材料などをお店に供給するまでが仕事。
そのため、それ以降の販売には一切関与しません。
一方の”vender”ですが、こちらは原材料を”supplier”から仕入れ、かつ販売まで行う業者のことを指します。
ここで勘の良い方は、“vender”も何かの動詞にerが付いて名詞化された単語だと察したはずです。
そのとおり!
venderの動詞は”vende”。「売る」という意味があります。
ここで、「vender」を理解するのに良い例があるので紹介するね!
それが、自動販売機:”vending machine”です。
自動販売機は、供給されたジュースを自分で(自動販売機自体で)販売までしていますよね。
つまり、supplyではなくvendeを使うというわけです。
6. agent
”agent”は代理店や仲介業者のことを指します。
A社とB社のような2つの会社の間に立ち、物事がスムーズに進むように仲介する役割を果たすものです。
A社とB社にとっては、このagentも立派な取引先ですよね。
B to Bのみならず、B to C、つまり皆さんの身近にもagentは存在しますよ
たとえば旅行エージェント。ホテルや航空会社と旅行者の間を取り持って(=仲介して)、様々な手続きを行ってくれます。
他にも転職エージェントなども同じです。
企業と候補者の間に立ち、転職を支援してくれますよね。
こうしたagentが間に入ることで、煩雑なプロセスを代わりに行ってもらえたり、専門的で難しい部分の説明を相手にわかりやすく伝えてもらったりすることができます。
このagentはその部分を代理で引き受けることの対価として、利益を得ているのですね。
まとめ
以上、取引先を表す英語表現を6つ紹介しました。
もう一度6つをまとめると以下のとおりです。
- client
- customer
- supplier
- Contracter
- vender
- agent
「取引先」や「お客」=「client」もしくは「customer」だけになっていた方も多かったのではないでしょうか?
業態によって深堀していくと、取引先にもたくさんの呼び方があります。
これら6つをうまく使い分けることができるようになると、どんなカテゴリの取引先の話をしているのか、相手にもうまく伝わります。
ビジネスの場での英語がさらにレベルアップし、意思疎通がはかりやすくなりますよ。
まずは使えるものから始めて、徐々に幅を広げていきましょうね!
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