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自律神経失調症になって、人生が狂ったところから復活したお話

ビューティーヘルス
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Shiho
Shiho

みなさんこんにちは!Shiho(@shi0ch)です。

日に日に日も短くなり寒くなってきましたね。風邪などひかれていませんか?温かくしてお過ごしくださいね。

「自律神経失調症」という病気を聞いたことはありますか?その名称から「自律神経がなくなるんだな」ということは想像できるかと思います。「うつ病」と解釈されることも多い病気ですが、厳密には異なります。

今回は以前、もう何年も前のことです。自律神経失調症と診断された私が、絶望し路頭に迷い、そして復活した過去の経験をお話したいと思います。

この記事を書いた人
Shiho

「自分らしい働き方」を求め、副業をするために正社員を辞めて派遣社員を選び、外資系企業で働いています。
ストレスから自律神経失調症に陥った経験から、女性のキャリアと健康について発信中。
留学経験0から独学で英語を勉強、ビジネスシーンで毎日使えるまでになった経験から、英語のTipsも発信します!

☑副業Webライター3年目。最大月15万達成。現在は月6~7万を安定キープ
☑某有名ブランド接客スペシャリスト、人材コンサルタント、部長秘書、人事、としてのキャリアあり
☑TOEIC L&Rテスト 925点

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自律神経失調症と診断されるに至るまで

まずは何があってこんな診断が下るに至ったのか?その経緯をお話ししますね。

きっかけは身に覚えのない肌荒れから

口元を隠す女性

そうそう、私はというと、冬が大嫌いなんです。寒いのキライ。肌は乾燥してカッサカサ。髪はパッサパサ。爪は割れるしお風呂に入るのも億劫だし…何より手足が冷えて夜なかなか寝れないんですよ。いいことない。何かの体調不良が起こるのも、そういえば決まって冬だなぁ。

もう5年以上前になりますが、とある12月に肌がこれまで経験したことのない異様な荒れ方をしました。触るとなんて言うんですか、鮫肌?みたいに顔全体がザラザラしていて痒い。でも、もともと乾燥肌なので、保湿が甘かったかな?と最初の頃はあまり気にしていませんでした。

1週間経っても一向に治らないひどい肌荒れ

保湿は念入りに行いましたが、全く改善しない。そして痒いし、化粧ノリは最悪。ということで、会社近くの皮膚科を受診しました。
「シャンプーによる肌荒れでしょう、女性は多いですよ」
と、先生。
ステロイドを処方され(ステロイド、本当は使いたくないんですが…)シャンプー変えたわけでもないし今までこんなことなかったので、腑に落ちない診断結果でしたがステロイドを飲み始めました。

ステロイドを飲んで5日目。だいぶ良くなった!しかし…

さすがステロイド。飲み始めて3日目くらいから肌荒れが多少落ち着き、5日目に再受診して「もう大丈夫でしょう」とのことで一安心。

「やったー!ステロイドすごー!」

と、思ったのもつかぬ間…

薬をやめた途端、また、戻っていったんです。あの、鮫肌に。鮫肌はさすがに言いすぎですが、砂触ってるみたいなんですよ。なので砂肌ですね。

また皮膚科を受診するも、
「ステロイドを何度も試すのは良くない」「シャンプーを1度変えてみたら」
とのことであまり取り合ってもらえず。一応シャンプー・トリートメントは皮膚科推奨のものに変えてみましたが、もちろん効果なし。化粧で隠すも逆にブツブツが目立って恥ずかしくて、なんだか気持ちまで沈んでいきました。

肌荒れが気になって、だんだん人に会うのが怖くなる

うつむく人

一向に治らない肌荒れ。化粧しても汚くなるだけ。冬だったのでマスクで隠してましたが、水を飲む時・ランチなど、マスク外すのが怖い。だからだんだん人前で食事したくなくなりました。痒みで顔は赤くなるので恥ずかしくて、通っていたジムも行かなくなり、だんだん家からも出たくなくなっていきました。

顔全体と首や耳の付け根まで肌荒れして、目の上の皮膚まで荒れたせいで、自慢の二重がなくなりました。女性なので、人目につく「顔」に症状が現れるのは本当に辛かったです。

自律神経失調症の原因はストレス?

デスクに突っ伏すサラリーマン

思い返せば、症状が現れたちょうど1ヶ月程前に、仕事ですごくストレスを抱えていました。かなりヘビーなストレスでした。「やっと今年も終わる」と多少気持ちが前を向いた12月になって、そのとき溜めたストレスが一気に吹き出したのかな?と思っています。実際はわからないですけどね。

「頑張らないと。」自分にムチを打ち仕事に向かう日々

「人に会いたくない」

「顔を見られたくない」

電車の向かいに座って楽しそうに喋っている2人組が、自分を見て笑っているのではないかとさえ感じるようになっていました。(そんなわけないのにね。)マスクでは目の周りは隠せないので、二重がなくなった私の顔は腫れぼったく、自分ではとても気にしていました。キレイな人を見かけるとさらに自分が醜く見えて、落ち込む一方でした。悩みすぎて夜も眠れなくなっていき、不眠症にもなりました。それでもムチを打って仕事に行っていました。

上司の勧めもあり休職

年末年始も終わってしまい、また通常の生活に戻ると同じ辛さが待っていました。

この状態で3ヶ月働き続け、いつの間にか3月になりました。親元を離れ一人暮らししていた私は誰にも頼れず、1人でどうにかせねばと考えていたんです。

「有給もなるべく減らしたくない」
「仕事を失わないようになんとか頑張らねば」

という一心で、自分を追いつめ続けました。なるべく職場では気にしないフリをし、明るく振舞って。でもどうしてもムリになり、とうとう家から出る気力がなくなりました。週明けの月火と2日続けて休んだこともあり、上司の勧めでその日から休職という選択をしました。

急に働けなくなっても大丈夫!傷病手当金という給付金がある

お金の生る木
休職という選択について、心配なのはお金ですよね。収入がなくても、税金や食費など出ていくお金はそれなりにありますもんね。不安になって当然です。

実は会社の社会保険に1年以上加入している会社員は、休職しても「傷病手当金」という給付金をもらうことができます。金額は「あなたの今のお給料の2/3程度」と考えてください。ケガなどはもちろん、近年多いこういった精神的な疾患でも認められます。もちろん、きちんとした医師の診断書などの証明書や、会社側に記入してもらう書類をもって申請する必要がありますよ。

休職中の過ごし方

では、休職中はどのように過ごしたら良いのでしょうか?

休職している事実を受け入れられない

休職中ってどう過ごしたらいいのか悩みますよね。私は休職している状態に慣れることにとても時間がかかりました。

1人で住んでいたアパートから離れ実家へ帰り、のんびり過ごすことにしましたが、


「みんなが朝起きて仕事に向かう時間だ」
「お昼休みの時間だ」
「そろそろ帰宅の時間だ」


などと、普通に働いている人を想像しては自分と比較して、「自分は何をやっているんだろう…」と悲しくなりました。何も日々得るものがないまま時間だけを無駄にしている気がして、自分の存在価値を見失っていきました。

頑張らなくていい。何もしなくてもいい。

休職してあれこれ自分を追い詰めているとき、うつ病になった人のブログなどをたくさん読んでいました。「休職中、何かせねば」と考えてしまう人は、本当に偉いです。頑張り屋さんなんです。だからこそ、身体が壊れるまで走り続けてしまうんですよね。
せっかく休みなんだから、休みましょう!!休んでいる自分を認めてあげることも、立派な成果です。これを読んでくれているあなたは、ダラダラ1日を過ごしているわけじゃないはずです。


「何とかせねば」
「早く元の自分に戻りたい」


と、必死に情報を探しているはずです。立派です。いつになったら治るのか、いつになったら復帰できるのか、心配なことが山ほどあるでしょう。でも、それでいいんです。休職により時間ができたからこそ、そうやって自分のことを考える時間が持てたのです。

今まで夜眠れなかった分、たくさん寝ましょう。運動不足だった人は、散歩に出かけてみましょう。食事をゆっくりとる暇もないほど忙しかった人は、自炊してみましょう。自分のためだけに・自分だからこそできることに、時間を使って過ごせばいいんです。

不安を抱え転職。環境を変えたら自然と良くなった

スキップする女性

そんなこんなで私は5ヶ月ほど休職した後、仕事を辞めて転職しました。休職中も、皮膚科に通っていましたが薬を使えば治る→やめたら再発の繰り返しで、病状は一切改善されませんでした。最大で1年半休職できるのでもっと休んでも良かったのですが、どうも私は休職を受け入れられないタイプだったようです。でも、ゆっくり過ごしたおかげで心はだいぶ落ち着き、「社会に戻りたい」という想いが募ったため決断しました。

すっごく怖かったです。完治していないわけなので、また週5フルタイムで働けるのかも不安でしたし、新しい環境のストレスで悪化したらどうしようとか、とても悩みました。そこで私は、知人の紹介で派遣社員として働く選択をしました。業務内容も明確だし、何かあれば派遣会社に間に入ってもらえるし、何より正社員のような責任感や残業などを押し付けられないのが病み上がりの私にはちょうど良いかなと感じたから。

「そうして無事働けるのがちゃんと証明できたら、また先のことはそのとき考えよう!」

こんな風に思えるようになっていました。休職前の私には多分、「大卒で派遣社員なんて親に申し訳ない」としか思えなかっただろうなぁ。休職期間を経て、自分にちょっと優しくなれた気がします。

1人暮らしのアパートは引き払い、リハビリも兼ねて慣れ親しんだ地元で働くことにしました。

幸いにも、外資系企業で英語も使える環境だったこと、家からも比較的近い距離で通勤時間もさほどかからなかったこともあり、精神的にもプラスでした。いざ仕事を始めてみると、大変よりも楽しい感覚の方が強く、無理かもと思われた1日8時間×週5も意外とこなせてしまいました。
肌荒れは依然として皮膚科の塗り薬や飲み薬で対策しながらではありましたが、そんな強い薬は必要とせず、お守り程度に使っているといった具合でしょうか。仕事で疲労が溜まっても症状がひどく悪化するようなこともありませんでした。私の場合、思い切って環境を変えて働き出したことが逆に良かったようです。

あなた自身を守れるのはあなただけ。自分の心の声に耳を傾けて

笑う太陽のイラスト
コロナというものが世に出てきて、私たちのワークスタイルや生活は大きく変化しました。その中で、うつ病や私の経験した自律神経失調症の発症率も増えているようです。

私は比較的前向きで明るいと周りからも言われる性格で、まさか自分がこんな経験をするなんて思いませんでした。ようやくこうやって当時のことを文章に綴る決心をしましたが、今でもこの文章を読み返すと涙が出てきます。皮膚の弱さとは、5年以上経った今も向き合っています。

「あのとき、もっと早く自分を労わってあげられたら」
「誰かに相談していれば」
「無理しなかったら」

きっと今、こんなに肌に敏感にならずに済んでいると思います。そして、もっと違ったキャリア形成の仕方があったんじゃないかと思っています。(もともと女性のバリキャリに憧れていました。笑)

でも自分の心の声を聞いてあげることのできるのは、あなただけです。休職したって何も恥ずかしくないし、ちっともみっともなくなんかありません。あなたの「仕事の代わり」は実は他の人にもできます。でも、「あなたというひとりの人間の代わり」は他にはいないのです。

もし今、苦しんでいる人がいるとしたら、もう無理しないでください。自分の心と体は、自分で守ってあげてくださいね。

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