みなさんこんにちは!Shihoです。
今回は、私が実際に使ったことのある派遣会社の中で、1番最近(2021年夏)お世話になったアデコ株式会社の評判について徹底レビューしてみたいと思います。
2023年5月現在もアデコから紹介を受けた派遣先で安定的に勤務しています。
派遣会社選びでアデコを検討中の方にとって、非常に役立つ情報となっています。
ぜひご一読くださいね。
まずはアデコの基本情報から
Adecco Group Japan(アデコ・グループ・ジャパン株式会社)
1957年創業の、スイスに本部を置く総合人材サービス企業。
世界60ヶ国以上で人材サービスを展開している、大手外資系派遣会社。
【所在地】
東京都港区赤坂8-1-1 赤坂パークビルディング14F
【設立】
1964年
【事業内容】
・人材派遣事業
・人材紹介事業
・アウトソーシング事業
・コンサルティング事業
・アカデミック事業
【取り扱い求人例】
・オフィスワーク
・販売・サービス業
・製造業
・IT業界
・医療・介護業界
・エンジニア業界
・クリエイティブ業界
・建設業界
アデコ株式会社は1985年創業、東京千代田区霞ヶ関に本社を構える日本法人となります。
アデコで働く派遣社員などの登録スタッフは34,000名にも登り、「コリーグ(colleague)」と呼ばれています。
コリーグとは、”同僚や仲間”の意味です。
他の派遣会社だと”スタッフ”と呼ばれることがほとんどなので、なんだか派遣社員に対する姿勢に好感がもてますよね。
アデコ公式サイト:https://www.adecco.co.jp/
私がアデコに登録した理由
さて、私がアデコに登録した理由。
それは、
②英語が使える会社
を探していたからです。
ちなみに「テンプスタッフ」・「パソナ」・「アシストジャパン」という派遣会社に過去登録したことがあります。
テンプスタッフとパソナからは、実際に就業経験もあります
アシストジャパンからは今回の就活で内定ももらいました。でも悩んだ結果内定も蹴って、わざわざアデコに新規登録したのです。
英語を使える求人は他社でもそれなりにありました。
でも、それ以上に重視していたのがフルリモート。なのでフルリモートについて詳しく掘り下げてみます。
私が正社員の仕事を辞めてフルリモート派遣社員にこだわった理由
アデコで現在の派遣先に就業する前は、私は正社員として勤めていました。往復3時間の通勤時間をかけて、週5で出社する毎日でした。でも、そこに疑問はありませんでした。
そんな中、コロナが広まり、リモートワークを経験しました。
リモートワークが導入され半年ほど経ったころ、事情あってまた週5出社の日々に戻ることに。
リモートワークについては相談もしましたが、受け入れられませんでした…
一度リモートワークを経験した私は、これまでの時間の使い方やワークライフバランスについて、ものすごく真剣に考えるようになっていました。そこで、この3時間の通勤時間がとても無意味なものに思えるようになったのです。
そして、とうとう仕事を辞める決心をし、リモートワークで働ける仕事を探すことに。リモートワークにこだわる理由はいくつかあります。
リモートワークができる企業は伸びしろがある!
社員にリモートワークをさせてあげられるって、IoTツールの整備・評価制度の導入など、経営に余裕のある企業じゃないとできないはずなんです。
ましてコロナ禍では、「何が正解か誰もわからない」「いつコロナが終息するのかも不透明」という、まさに非常事態。こうした状況の下、急ピッチでリモートワークの整備を進め、実際に導入できる企業はやはり変化への適応能力が高いといえます。
また、テレワークでのコミュニケーションツールとして、ZoomやSkype・Google Meet・Microsoft Teams・chatwork・slackなどのツールは当たり前ですよね。
でもテレワークの制度がそもそもない会社だと、これらツールの存在すら知らないかも・・・
現代の若者は電話やメールでなく、チャットでコミュニケーションを取るのが普通。だったら仕事でもこういったチャットツールを使う方が、生産性が上がるしレスも速いのは当然です。
若者が好むツールを積極的に導入する企業でないと、これからの時代、差別化ができず収益は落ち込む一方。
だってこれから会社を支えいくのは今の50~60代の重役ではありません!20〜30代のミレニアル世代、ないしZ世代なのですから。
私はそういう伸びしろのある、時代のニーズについていける企業に身を置きたい派なので、2021年の時代のニーズ(特に私個人)=リモートワークだったわけです。
フルリモートなら田舎で暮らしながら東京の会社で働けると思ったから
私は東京まで2時間かかる田舎に住んでいます。
(…片道ですよ)ボソ
電車は1時間に1本。こんな田舎でかつ自宅から30分圏内には、そもそも正社員はおろか、仮に派遣社員であってもリモートワークができる会社なんてないんですよね。
そもそも給料水準も低すぎて下限値に達していません。募集があるのはやりたい仕事とはまったくクロスしていない会社ばかりでした。そのため正社員は諦めて、派遣社員やフリーランスにも選択肢を広げることに。
最初は、すでに登録済みのテンプスタッフとパソナでリモートワーク案件を探していました。
フルリモート求人なら東京、なんならどこの会社でも働ける!東京にはおもしろい仕事もたくさんあるし、求人もゴロゴロしてる!
そうしたら、田舎に住んでてもやりたい仕事ができそう!
ということで、通勤時間気にせずフルリモート求人に応募することにしました。
テンプスタッフは、フルリモートと明記してある企業が多かったので20~30件くらいエントリーしましたね。
でも、書類通っても必ず聞かれるのがコレ。
「何かあったとき、出社は可能ですか?」
「コロナが落ち着いてきたら、先方の意向で出社が発生せる可能性も0ではありません」
え!?
(だったらそう書いといてよ~。無理だって何回も言ってるじゃん~。それ見たら応募してないっての〜。)
こんな感じで、フルリモート案件が実際はフルリモートでないので、疑心暗鬼に。
パソナは求人票にリモートワークの特記事項が全然なかったので、今回はエントリーするに至りませんでした。
諦めかけていたときに見つけたアデコ
離職してから3ヶ月が経っても一向にいい求人に出会えず。業務委託でいろいろと単発のお仕事をしながら転職活動を続けていました。
諦めかけていた頃にまた、サーチしたのです。あのワードを。
「フルリモート 求人」
検索。カチッ。
そしてヒットしたんですよ!アデコが!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
実際に就業したのはサーチした時に見つけた求人ではありませんでしたが、登録時に面談を担当してくれたアデコのコーディネーターさんが私の条件に合う求人を毎日探してくれていたんだそうで。
(感動!!)
マッチングメールをくれたことから紹介に至りました。ありがたや~。
アデコの特徴や評判・メリットは?
さて、となるとアデコの特徴や評判が気になってきますよね。
メリットも踏まえてお話しします!
外資系案件に強い
アデコは外資系のグループ企業なので、言うまでもなく外資系企業への派遣案件が豊富です。
日系企業も日本全国くまなくカバーしているのでご安心を。
私は英語を仕事で使いたいという希望があったため、外資系案件の多いアデコの求人は見ていて楽しかったです。
でも英語が使えないという方も心配無用ですよ。外資系案件/日系案件半々くらいだったと思います。
時給が高い
相場より時給が高いのもアデコの魅力。エンジニア案件で4,000円とかもありましたよ。
正社員より待遇いいんじゃ…とさえ思ってしまう
前述の通り私はド田舎暮らしなので、この辺りで派遣社員だと時給相場は1,200~1,400円といったところ。
しかしながら今は東京の外資系企業でフルリモートさせてもらえているので、時給はサポート職で1,700円!最高の一言しかありません。
(しかも、がんばったので時給上がりました!)
紹介してくれたアデコさん、ありがとう!!!
コーディネーターやキャリアコーチなど、手厚いサポート体制
アデコは営業さんの能力の高さ・親身さ・レスポンスの速さも言うことなしですが、忙しい営業に代わり営業アシスタントの方が出てくることもあります。
アシスタントの方のスピーディな、かつ丁寧な対応にも驚きました
また、1番初めの登録時の電話面談は、コーディネーターの方が行ってくれましたが、これまた素晴らしい対応!
送ってくださるメールも非常に温かみがあり、テンプレート感は一切なし。
面接前後にはわざわざ激励の言葉を送ってくれました♡
また、就業開始後2〜3ヶ月経つとあなた専任の「キャリアコーチ」が就任します。
業務の悩みやちょっとした相談はもちろん、今後のキャリアプランを一緒に考えてくれる存在なんだそう。
私にもキャリアコーチが就任してくださり、たびたび面談しています。
面談では、以下のようなことを聞いてもらえますよ。
「困ったことはないか」
「派遣先に伝えてほしいことはないか」
「あと○年で満期になるけど、その先のキャリアについてはどう考えているか」
これは他のどの派遣会社でも経験がなかったので、驚きました。
上記から、社員さんの能力の高さや手厚いサポート・質の高さが伺えます。
時代のニーズに合ったビジネスの展開
近年アデコでは、「ハケン2.5」という無期雇用派遣を打ち出したようです。
2.5年以上継続して他社で派遣社員として就業している方は、アデコの無期雇用派遣社員に応募できるというプログラム
派遣社員だと基本的に3年という契約期間ありきなので、有期雇用になってしまいますよね。
そのため、3年を迎えるたびに派遣先を変えなければならないデメリットが。
会社の予算の都合で、どうしても正社員に登用できない事情を抱える企業も昨今珍しくありません。
せっかく慣れ親しんだ職場を転々とするのは、派遣社員にとっても辛いもの。
無期雇用社員として派遣会社に雇用されることで、同じ職場で長く働くことが可能になるという、画期的なアイデアです。
初日から有給休暇が付与されたり、就業先が選べたりと、メリットが多いです。
アデコのデメリットは?
いいことづくしのように聞こえるアデコですが、なにかデメリットはあるのでしょうか?
以降で解説していきます。
選考が厳しい
こうしたメリット続きの一方で、「初回の面談で聞かれる内容が丁寧すぎる」「スキルチェックが細かい」といった声も多く聞かれます。
確かに私も初回面談(電話)で1時間半話しましたね・・・笑
20〜30分で終わると思ってたので驚きましたが、私の場合はコーディネーターさんがいい人すぎて、楽しくしゃべれてたので嫌ではなかったです。
過去勤めた1つ1つの就業先でどんな業務をしたか・ツールは何を使ったことがあるか、など本当に細かく聞かれました。
また、晴れて登録完了後、「案件に応募しても社内選考が厳しく一向に受からない」といった声もチラホラ。
確かに初めに応募した3社は社内選考待ちからしばらく待って落ちました。
まぁ他の候補者とプライオリティをつけて比べられていたのでしょう。
そちらが内定出たらこちらは落とされる、といった具合でしょうか。
私は過去人材系に勤めていたこともあり、この辺のことはなんとなく想像できちゃうのであまり気にしませんでしたが、初めて派遣会社に登録すると不安かもしれませんね。
アデコ社員も全員フルリモート故の、問い合わせ先が不明瞭
アデコでは、質問や依頼事がある場合の問い合わせは、基本的にマイページ上から問い合わせます。なぜならアデコの社員さん、全員フルリモートだからです。
正直デメリットではないような気もするのですが、働いていてちょっと困るかなぁ、と感じたので載せておきます。
働くうえで質問ってたくさん出てきますよね。たとえば以下のようなもの。
- 保険加入手続き
- 健康診断関係の問い合わせ
- 有給休暇の申請
- 勤怠システムの使い方
- 入力や申請内容に不備があったときの対処法
などなど…。
私はあまり人の手を煩わせたくない派なので、なんとか情報を自力で探そうとマイページから探してみたりするのですが、URLのリンクがエラーになってて詳細が見れなかったり、マニュアルが追いついていなかったり。
基本的に営業担当に聞けば何らかのフォローはしてもらえるのですが、やはり保険関係や健康診断関係は担当部門が別にあるようでそちらに聞くよう促されます。
アデコのマイページから問い合わせフォームを使って問い合わせるのですが、自動なのか期待した答えが返ってこないことも。
メールでいろいろ重要なお知らせは届くのですが、自動メールなので返信しても 返事はこないし…。
質問ある場合はどうすんのー!?
といったこともしばしば。
たらい回し感が多少あります。
まぁこれは分業制故のデメリットですし派遣会社にはよくあることなので、目を瞑りましょう。
総評:アデコはとてもいい派遣会社!
デメリットももちろんあるものの、総じてアデコはとってもいい派遣会社だと思います。
管理がずさんな会社で正社員として働くよりも魅力的なんじゃないかと思えるくらいです。
今回アデコに登録していなかったら、私はまだ理想の職場に就職できていなかったかもしれません…泣
なので、アデコには本当に感謝しています。
派遣社員だと将来的に不安になることももちろんあります。でも、要は自分次第だと思うんですよね。
自分ができることには進んで手を挙げ、「派遣だから」と線引きしないで、前向きに業務に取り組む姿勢が大切なんじゃないかと思っています。
それがきっと、将来、新しい分野の業務や別の仕事に就いたときにも役に立ってくるのかなと。
私は今の派遣先の会社さんから「スーパー派遣社員」だと言っていただけているようなので、正社員と遜色なく、たくさんのお仕事を任せてもらえて日々充実しています。
女性は出産や育児のブランクで正社員から派遣社員に転身する方も多いと思います。
昨今の派遣社員って、意外にも高待遇だったり、正社員さながらの福利厚生があったりして、とってもおすすめですよ!
「派遣ってどうなの?」
「アデコってどうなの?」
と悩んでいる方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
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